ホ-ムヘルパーの位置づけ

少子高齢化に歯止めがかからない現代の日本社会において、介護問題は極めて切実な問題の一つである。従来の(というよりは昔の)日本がそうだったような、「年老いた親の面倒は子供がみる」ような社会など、もう考えられないだろう。では、現実に増え続けている要介護老人の世話はどうするのか?方法は二つしかない。一つは介護施設をどっさり作ってそこに収容すること。もう一つは要介護者の自宅に介護人を派遣して世話をすることである。ホームヘルパー(訪問介護員)は、後者の在宅介護を念頭において設定された資格である。(1~3級の資格があるが、2級までは養成研修を受けるだけで取得できる。現実に活用されているのもほとんど2級資格である。)公的介護保険制度ができた時に、介護労働者を大量に養成する必要があってできた資格といって良いだろう。同じ介護労働者の資格である介護福祉士が国家資格であるのに対して、いかにも「間に合わせ」感がぬぐえない気もするホームへルパー資格だが、実際に大勢の要介護者が助けを求めている介護の現場にあって、この資格者たちがいなければにっちもさっちもいかないのが現実だ。近い将来、介護福祉士に統一することが検討されているホームヘルパーだが、そのほとんどはパート労働者であり、また子育てを終えた主婦層が生活費の補助的意味合いとボランティア意識を兼ねて行っている例も少なくない。より意識の高い人は、食育に関しての資格も持っているかもしれない。今後本格的な職業資格としての位置づけと、現実との兼ね合いが問題となるだろう。

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